概要
03/15のこども家庭庁からの通達により法改正対応も変更することになりました。以下は通達の抜粋になります。
(2)令和6年4月から 10 月までの取扱いについて(経過措置)
個別支援計画の見直し等については、通常の見直し期間(6ヶ月に1回以上)を踏まえると、一定の期間を要すると考えられることから、令和6年 10 月 31 日までの間は、別紙「個別支援計画参考様式」の2枚目の「個別支援計画別表」を活用し、個々の障害児の計画時間及び延長支援に要する時間等を定め、現行の個別支援計画とあわせることにより対応すること(支援内容の5領域との関連性の明確化及びインクルージョンの観点からの記載は個別支援計画の見直しのタイミングで行うこととし、基本報酬と延長支援加算の算定に必要な計画時間・延長支援時間等の記載のみを別表で追加すること)を可能とする(記載例について別紙2参照)。計画時間については、あらかじめ保護者に説明の上、同意を得ること。
「別表」は事業所で早急な用意が必要であると判断しております。請求に必要な時間区分、延長支援加算は「別表」に従い設定しなければならないことなどがわかりました。
サービスコード表の遅延
前回、ご案内したときは3月上旬に新しいサービスコード表が発表されると見込んでいました。今年度は対応が遅くまだ発表されていません。新しい請求プログラムを作るためにはコード表が必要不可欠ですが多くの作業が着手できず、代替案を考えながら進めているところです。
「別表」を入力可能に
この「別表」が性急に必要な情報であるなら、アルバトロスはこの情報を取り込まなければならないと考えます。利用者一人一人の利用時間を定めシステムに登録により加算の設定などをスムーズに行えるように取り組みます。次のステップで進めます。
- 別表の入力画面作成
- 別表の入力内容を予定作成時に反映させる。時間区分、延長加算などもそのときに付与する。
- 別表を帳票として出力可能とする。
- 別表と予定実績、時間区分、延長支援加算の整合性をチェックするプログラムを作る。
- 時間区分や延長支援加算を予定表示に反映させ見やすくする
多くの事業所様ではすでに4月分の予定を入力済みとのことと思います。入力されてしまった内容について時間区分、延長加算の自動付与は対応困難です。こちらは再入力していただくか、一つ一つのご利用について時間区分等を再設定していただく必要があります。
こちらの通達がシステム変更の直前であり、当社としても情報収集・判断・方針の作成にある程度時間がかかってしまったことをご理解いただきたくお願い致します。
提供実績記録票について
まもなく提供開始となります。算定時間や新しい加算項目などは現在出力されません。算定時間などは早めに記載できるようなると思いますが加算項目などの記載は4月中に間に合わない可能性もあります。
一部機能の制限
03/27時点でのバージョン(r.2875)では4月で売上げ計算すると3月以前の方法で売上げ表示していました。03/28〜29に次のバージョンをリリース予定です。売上げの表示、帳票の一部などを制限されます。売上金額が計算できるようになったら機能を復活させます。
現在の見通し
サービスコード表の提示が遅れると私達の法改正対応も遅れてしまいますが、現在のところ以下のようなスケジュールで対応を考えています。
時期 | 項目 | 内容 |
3月中旬 | 4月の予定入力 | すでに対応済みです。予定より早くなりました |
3月中 | 提供実績記録票の提供等 | 新しい提供実績記録票が出力できるようになります。前述の通り一部の項目は出力されません。 売上げなど、四月以降は一部の機能が制限されます。 |
4月10日頃 | 「別表」が入力可能に | 個別支援計画別表を入力できるようにします。 |
4月20日頃 | 時間区分設定可能に | 時間区分・延長支援加算などを入力可能にします。 |
4月20日頃から月末 | 売上金額など | 売上金額の計算・CSV出力の作成などを行います。サービスコード表の提供がわからないので時期も明確に申し上げることは出来ません |
非対応項目
法改正に伴い対応が遅れそうな項目、対応しない予定の項目は以下の通りです。随時追記することになると思います。
- 処遇改善加算Ⅴ1〜14
まとめ
今回の改定は前回以上に大幅な変更になりました。また、情報が遅く、少しずつ提供されるので我々もとてもやりづらいと感じています。
ですが、出来ることを探しながら前に進み、少しでもスムーズに確実に対応できるよう全力を尽くします。ご協力よろしくお願い致します。