国保連のエラーコードの読み方と分類|返戻等一覧表・一次審査処理結果票

カテゴリー
お知らせ, 詳細, 返戻・エラー対応, 運営・ノウハウ

返戻等一覧表や一次審査処理結果票には、EG17、PP08 のような4桁のエラーコードが載っています。コードの先頭2文字を見ると、請求のどこで、何と突き合わせて止まったのかが分かります。

この記事では、障害福祉サービス・障害児通所支援の請求で使われるエラーコードの分類を整理します。

※この記事は、2026年10月18日時点の各国保連の公開資料をもとにまとめています。

エラーコードの読み方

チェックエラーコードは、大分類1桁・中分類1桁・連番2桁の4桁です。大分類は業務を、中分類はチェックの内容を表します。

たとえば EG17 は、大分類E(支払・市町村)、中分類G(資格・台帳突合誤り)の17番です。

中分類ごとの一覧

東京都国保連のチェックエラーコード表(Ver41.3)から、事業所の請求に関わる中分類を並べました。

中分類チェック内容主に見ていること
AA・AC・AE・AG取込・形式誤り、項目属性誤りファイルの形や、項目の桁・属性
EA・EB受付・コード値誤りサービスコードや区分コードに、使えない値が入っていないか
EJ・EK・EQ・ER受付・数値不正請求書と明細書の金額や件数の計算が合っているか
EL・EMサービス提供年月及び日数誤りサービス提供年月と、開始日・終了日の関係
EE・EF受付・台帳突合誤り国保連の事業所台帳(地域区分、単位数単価、算定できる加算など)と合っているか
EG・EH資格・台帳突合誤り国保連の受給者台帳(受給者証番号、支給決定の内容、負担上限月額など)と合っているか
EN資格・数値不正受給者台帳の内容に照らした金額などの誤り
EC・ED二重登録すでに受け付けた請求や、同じ請求の中で重なっていないか
PA〜PD・PJ・PK単位数・台帳突合誤り請求した報酬や加算が、事業所台帳に登録された内容(人員配置区分、送迎加算の有無など)に該当するか
PP・PQ・PR・PZ支給量管理支給決定量を超えていないか、上限額管理結果票と整合しているか
PS・PT・PU・PW・PXサービス提供実績記録票明細書と実績記録票の内容が合っているか

「台帳突合」と付く分類は、請求の内容を、国保連が持っている事業所台帳や受給者台帳と突き合わせています。届出や受給者証の内容と請求が合っていないときに出るエラーです。

福岡県国保連の手引きでは、事業所全体に係る本体報酬の請求内容が届出と異なっている場合、受付点検で全件が返戻となる可能性があるとしています。

エラーと警告の違い

通知内容
返戻等一覧表エラー(返戻)。その請求は支払われない
一次審査処理結果票警告。支払われるが、内容の確認が必要

このほか、市町村による審査(二次審査)の結果はSやTで始まるコードで示され、国保連のコード表には載っていません。

送信直後の到達確認画面で見ているのは、主に形式(事業所・市町村の存在、請求期間、様式のバージョン、署名など)です。「正常に到達しました」と表示されても、その後の審査で返戻になることがあります。

通知がいつ届くか、締切前に仮審査を行うかは、国保連によって異なります。たとえば福岡県国保連の手引きでは、返戻等一覧表と一次審査処理結果票の送信は原則として請求月の最終営業日とされています。鳥取県の資料では、毎月8日頃に仮審査を行うとされています。

よく出るエラーと解説記事

宮城県国保連は、障害福祉サービス費等の請求で「特に発生件数の多いエラー」として84種類のコードを取り上げ、対応マニュアルにまとめています。中分類で数えると、次のとおりです。

分類コード数
資格・台帳突合誤り34
支給量管理15
単位数・台帳突合誤り11
サービス提供実績記録票10
そのほか(二重登録、受付・台帳突合、数値不正など)14

宮城県国保連が選んだもので全国の統計ではありませんが、受給者台帳との突き合わせで出るエラーが最も多く取り上げられています。

当ブログでも、エラーコードごとの解説記事を公開しています。分類ごとにまとめました。すべての記事は返戻・エラー対応の記事一覧からも見られます。

受付・数値不正(EJ)

サービス提供年月及び日数誤り(EL)

受付・台帳突合誤り(EE)

資格・台帳突合誤り(EG・EH)

資格・数値不正(EN)

二重登録(EC・ED)

単位数・台帳突合誤り(PA)

支給量管理(PP・PQ・PR)

サービス提供実績記録票(PU)

参考資料