きょうだい児の上限額管理で出る「EJ98」の警告について

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きょうだい児の上限額管理をしている事業所から、請求データの送信時に「EJ98」の警告が出るというお問い合わせをいただきます。この警告はきょうだい児では避けられないもので、内容に問題がなければそのまま送信して差し支えありません。

EJ98はどのような警告か

送信時に表示される内容はこちらです。

請求明細書の「管理結果」が「1」、かつ「管理結果額」に「利用者負担上限月額①」未満の金額が設定されています。複数児童の請求において、対処が不要の場合があります。

判定は警告です。エラー(返戻)ではないため、送信そのものは止まりません。メッセージにも複数児童の請求では対処が不要の場合があると書かれており、きょうだい児では想定された挙動として扱われています。

なぜ必ず出るのか

判定が受給者証ごとに行われるためです。利用者負担上限月額は世帯にひとつなので、お子さんが2人いれば分け合うことになります。

たとえば世帯の上限月額が4,600円で、上のお子さんに3,600円、下のお子さんに1,000円を充当したとします。合計は4,600円で正しい状態です。ところが請求明細書は受給者証ごとに作られるため、1人ずつ見るとどちらも上限月額未満となり、2人とも警告の対象になります。

充当の仕方によって出る件数は変わりますが、出ないケースはありません。

  • きょうだいで分け合う場合は、全員分が出ます
  • 1人のお子さんに全額を充当した場合は、そのお子さんには出ませんが、残りのお子さんに出ます(充当額が上限額未満のため)

同じ月にきょうだいの請求明細書が2件以上あり、管理結果が「1」であれば、必ず1件以上は出るとお考えください。

回避する方法はありません

金額の入れ方を変えれば警告が出ないのではと考えたくなりますが、別のエラーに触れてしまいます。管理結果額は、その請求明細書自身の上限額管理後利用者負担額と一致していなければならず、一致しない場合はエラー(返戻)になります。請求明細書は受給者証ごとですから、管理結果額もお子さんごとの金額になります。

  • 世帯の上限額を入れる エラー(返戻)になります
  • お子さんごとの金額を入れる 警告は出ますが送信できます

このどちらかしかありません。エラーと警告が両立しない形で組まれているため、警告を受け入れる以外の選択肢がないというのが実情です。

送信してよいかの判断

ここが実務上いちばん大切な部分です。

  • 合計が上限月額と一致している場合は正常です。そのまま送信して問題ありません
  • 合計が上限月額に届いていない場合は、充当漏れの可能性があります。上限額管理結果票の内容をご確認ください
  • アルバトロス上で正しく処理されていればこの確認は必要ありません

先ほどの例であれば、3,600円と1,000円を足して4,600円。世帯の上限月額と一致しているので問題ありません。

あわせて、上限額管理結果票に利用のあったすべての事業所が記載されているかもご確認ください。記載のない事業所から請求が上がると、その事業所の請求はエラー(返戻)になります。警告よりも優先度の高い確認事項です。

お子さんが1人の場合は意味が変わります

同じEJ98でも、きょうだい児でない場合は実際の誤りを示します。管理結果が「1」であれば管理結果額は上限月額と一致するはずで、下回っていれば金額の設定を誤っている可能性が高くなります。きょうだい児かどうかで意味が正反対になる警告ですので、そこだけご注意ください。

公的な資料が追いついていない部分です

きょうだい児分をまとめた上限額管理結果票を電子請求できるようになったのは、2025年5月審査(2025年4月サービス提供分)からです。一方でEJ98はそれ以前から存在するチェックのため、公開されているエラーコード一覧や対応マニュアルには、きょうだい児のケースについての記載がありません。送信時のメッセージに複数児童の請求について一文が加えられているのは、この状況を踏まえたものと考えられます。

出典